福居良 SCENERY

海外のジャズマニアが日本の70年代のジャズに気づいてしまって、原盤が異常に高騰していますが、これもその一枚。
あ、これは近年出た再販ですよ。ヨーロッパのジャズがアメリカのそれとは雰囲気が違うように、70年前半までの日本のジャズシーンも独特の雰囲気があります。当時はスタイルを模索中だったのか、すごい熱量の作品が多く、海外ファンが求める気物もわかります。
こういった日本の音楽に注目が集まるようになった背景は、漫画アニメの人気が元になってると思います。ジャズには直接関係ないと思いますが、シティポップなどの日本語の音楽に火がついた背景は日本のサブカルに抵抗のない若者が増えたからだと思います。そういった流れから始まった発掘の行き着いた先に、TBMレーベルのアルバムなどがあったんじゃないかと想像します。
レッド・ツェッペリン プレゼンス

90年代の終わり頃だったと思いますが、渋谷パルコでヒプノシス展があって、そのときストーム・トーガソンさんが展示物の何点かについて会場を歩きながら解説してくれました。
で、このアルバムに関してのトリックのお話なんですが、手に入れて20数年、聞くまで全く気がつきませんでした。実は存在感たっぷりなテーブルの上のオブジェは、写真をくり抜いた「穴」なんです。ジャケット内側に実際のオブジェの写真を配してるので、すっかりそれを置いての撮影かと思ってたら、ジャケ裏の写真にあるものも内側にあるスナップ写真に写っているものも全部切り取った「穴」w
presence(存在感)と言うタイトルのアルバムのジャケで、存在感あるオブジェが、実は存在していない「穴」という、いかにもイギリス人なユーモア。存在感ある虚像なんて、すごいアイデアだしセンスだと思いました。




